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| キッチンの壁には、ピンクのガラスモザイクを配し、透明感のある雰囲気に。細長く開けられた小窓からの陽の光が、「デュポン コーリアン」のカメオホワイトを、一層引き立てます。また、L字型キッチンの下に足を付けることで、浮遊感をより印象づけました。白をベースに、カラフルな色をアクセントにしたT氏邸のおもむき。住まう人の個性と建築家のマインドが融合した、素晴らしい空間が特徴です。 |
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| 建築家 萩原保司さん |
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東京理科大学建築学科卒業
STUDIO GOH(スタジオ・ゴー)代表 |
この広大なLDKは、長い辺が10mくらいあります。そんな距離の中でリビングからキッチンを眺めることは、普通の家では不可能。ですから今回は、建築家にとってとても有意義なシチュエーションでの設計ができたと言えましょう。私は、広大なスペースの中で"キッチンが浮遊している"ように見える空間を創ろうと考えました。その方が空間にさらに広がりが出て、住まう人の感性によりマッチした住まいができると思ったからです。
そこでまず、ステンレスは却下。あの無機質な感じでは、この部屋に溶け込むことは当然不可能です。そして考えたのは、人工大理石。このL字型のキッチンは、天板が7mにもおよびます。その長さを考え、シームレスに創れる素材、加工が自由に出来る素材として「デュポン コーリアン」を選びました。
また、浮遊感を出すには、色も大切です。「デュポン コーリアン」はその色数が多いことでも有名です。その中のカメオホワイトは"焦点の定まらない白"とでも言いましょうか、眺めていて微妙にぼやけた感じがする、とても味のある色あいです。ペンキで塗った白とは全く違うそんな風情を活用し、浮遊するキッチンを実現させました。
「デュポン コーリアン」は、建築家だけでなく、一般の人にとっても今やかなりポピュラーな存在です。私も、熱や衝撃に対する性能、手入れのし易さなどの使い勝手、美しさ、加工の自由度などを理由に、日々の生活をしっかりと支える素材として、多くの人にお薦めしています。
しかし「デュポン コーリアン」は、日常で価値を示すだけでなく、建築家マインドにもしっかりと応えてくれる素材です。
私は様々な試みを行いながら、このデザイナーズハウスを創りました。そんな私の感性をしっかりと受けとめてくれるキッチンは、やはりこの素材でなければ無理ではなかったかと思っているのです。
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