人工大理石・デュポン コーリアン〜メタクリル樹脂強化無機材 MRC・デュポン株式会社
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2005.7.4
デュポン コーリアン ニュース No.77より

木や和紙など、“和”を表現する素材を使わずに、和の柔らかさ、空気感を表現できないか。大阪梅田ハービスエント<XEX WEST>では、そのための素材にデュポン コーリアン® を採用した。「都市に生きる人々のために、多忙な日常を逃れてゆっくりとくつろげる上質の時間と空間を提供する」。この哲学のもと、「XEX」の名でスタイリッシュなデザイナーズレストランを展開、新イタリア料理、バーラウンジ、和食をひとつのフロアのなかで区切らずに融合する斬新なスタイルが話題となった。

最新の店舗となる<XEX WEST>について、これまで同店のデザインを手がけたスピンオフ(有)の塩見一郎氏は『今回は、和食「An」が、従来のように確立した和食のスペースとしてではなく、もっと自由なスペースとして、また、隣接するワインセラーと一体感をもたせたいという考えがありました。するとこれまであったような和の素材では浮いてしまう。そこで、和をもっとフュージョンしてみようと。そこから素材選びが始まりました』。

カウンター奥の壁面にデュポン コーリアン® が使われている。「まず、木や紙など和の素材を使わない、という前提で壁面に透明感と陰影を表現したいと考えました。しかも、くっきりと光るのではなく、穏やかで柔らかい光が欲しい。それがデュポン コーリアン® を使って格子を表現するというアイデアの源です」。氏は透光性をもつグラーサ*シリーズに注目したのだという。「デュポン コーリアン® はもともと好きな素材でした。さらさら、ツルツルの手触りが魅力的ですし、また奥の粒子が表面から透けてみえるような透明感や立体感がある。この質感はなにものにも代え難いと思います」。

「壁面は防火素材としなければならないため、格子壁の前面にガラスを貼る構造としました。その壁面に裏側下方からキセノンライトを使って照明しています」。壁面に格子のもつ柔らかく繊細な陰影が浮かび上がり、和の素材を用いずに和の空気感を表現するという狙いどおりである。アイデアとデザインの創意で斬新な表現が可能なデュポン コーリアン®。その可能性の大きさを改めて実感できる事例である。最後に、カウンター前面のアイスボックスにもデュポン コーリアン® グレイシアホワイトが使われていることも付け加えておきたい。

今回使用された
デュポン コーリアン®
グラーサ* ホワイト(GLW)
  グレイシアホワイト(GW)
XEX WEST(ゼックスウエスト)
【経営者】株式会社ワイズテーブルコーポレーション
【所在地】大阪市北区梅田2-2-22
ハービスエント7F
【事業内容】融合レストラン
(イタリアン、和食&寿司、カフェ&バー)
【床面積】1102.55m2
【竣工】2004年11月
【設計】スピンオフ有限会社
【施工会社】渋谷工業株式会社
【デュポン コーリアン® 加工】
株式会社コスモ建材工業
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今回使用された
デュポン コーリアン®
カメオホワイト(CW)
  ライラック(DL)
新型ロマンスカー 50000形(VSE)
【統括デザイン】岡部憲明アーキテクチャー
ネットワーク
【製造】2004年
【製造会社】日本車両製造株式会社
【デュポン コーリアン® 加工】
株式会社エイペクス

この3月、小田急ロマンスカーは、同社が進める箱根重点政策とそれに基づく特急サービスの見直しによって展望席をもつ新車両として復活。斬新なデザインをまとうその名も[ロマンスカー50000形VSE]としてデビューを果たした。
※Vault:(英)アーチ型天井 Super Express

「ときめきを感じられる車両を、さらに、新宿から箱根湯本までわずか85分という時間を心身ともにリラックスして過ごせる高い居住性を、というのが小田急側から示された基本的な要望でした」と、統括デザインを手がけられた建築家岡部憲明氏は語る。「ゆとりあるドーム型の天井を実現し、長さ4mにおよぶ大きな開口と、薄く軽やかなデザインのシートによって開放感あふれる空間の創出に成功した」という空間はリビングにいるかのような居心地の良さである。そしてこの新車両3号車と8号車の、カフェのカウンターやトイレ、洗面、喫煙ブースなど随所にデュポン コーリアン® が採用されている。

「全体として、表面のテクスチャーを感じることができる素材だけを吟味したいという思いがありました。緻密で優しいテクスチャーをもつ素材であること、また3・8号車には木質をふんだんに採り入れていますが、この“木”との親和性が高いこともデュポン コーリアン® の採用理由といえます」と岡部氏は話す。

また、トイレや洗面にはおのずと面積の制約がある。この制約を感じさせず、誰でもがほっとする空間をいかに演出するかも課題となったという。「どのような素材を使っても、その接続部を目にしたとき、人は自然にその空間のスケールを計ってしまうものです。それではゆとりを感じさせることができません。目地ができず連続的な加工が可能な素材、という点でもデュポン コーリアン® がまさに好適だったわけです」。

50000形の外装色はシルキーホワイト。「緑に映え、晴天下ではシャープな白に曇れば肌色にも見える微妙な色彩です。この色との整合性から柔らかで穏やかな色味をもつカメオホワイトを選びました」と岡部氏。さらに、運転席のワンポイントとして運転士前部のカウンターにデザインポートフォリオシリーズのライラックが採用された。

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