2004年12月、三菱東京ファイナンシャルグループが東京渋谷にオープンしたプロトタイプ・ショップ[渋谷MTFGプラザ(現MUFGプラザ)]は、新しい銀行のあり方を具現化した実験店舗である。この[渋谷MTFGプラザ(現MUFGプラザ)]に、デュポン™
コーリアン® が採用された。
同店舗のプランニングを担当された株式会社シー・アイ・エー/ブランドアーキテクト・グループの渋谷聡氏は次のように話す。「コンビニエンス・ストアにATMが設置され、新しい金融商品をめぐる競争も激化する今、銀行はアイデンティティの確立に新しい方向性を模索する時代を迎えています。この[渋谷MTFGプラザ(現MUFGプラザ)]は、店舗や商品を通じたブランド・コンセプトの「経験」を意味する"Brand
Experience"を目指してデザインされました。新たな銀行店舗のあり方と、ブランドとしてのMTFGを、お客様に体感してもらうための空間なのです。」
[渋谷MTFGプラザ(現MUFGプラザ)]では、従来の銀行店舗に一般的だった「信頼感」を感じさせる木、石調などの素材にかわって、デュポン™
コーリアン® をはじめ、ガラスやアルミ・パネルなどを採用、未来のエアポートのラウンジをイメージした未来的なデザインがなされている。
「現代のIT社会では、窓口業務のメインサービスである資産運用の対象も、中高年層ばかりではありませんし、渋谷という場所柄もあります。ですからデザイン開発に際しては若年層を強く意識しました。[渋谷MTFGプラザ(現MUFGプラザ)]は、今後の多店舗展開を念頭においています。共通のデザイン・コンセプトをもつ多数の店舗によって、初めてブランド構築が実現できると考えています」と渋谷氏。
デュポン™ コーリアン®
は、窓口カウンターやサインボード、間仕切りなどに使用されているが、いずれもデュポン™
コーリアン® の持つ曲げの自由度、接合部がほとんど見えないことなど、高い加工性をフルに活かしたものだ。また透光性をもつグラーサ*ホワイトの採用にあたっては、「白いなかにも不思議な透明感があって、未来的、有機的なデザインをつくりやすいのではと思い、グラーサ*ホワイトを選びました。デュポン™
コーリアン® だから発想できた、形にできたデザインもあります」。
[渋谷MTFGプラザ(現MUFGプラザ)]には、1日8,000人の顧客が訪れるといい、新規顧客の数も予想以上に増えているそうだ。[渋谷MTFGプラザ(現MUFGプラザ)]の今後に注目したい。