去る10月9日、東京・丸の内ビルで、世界的著名デザイナー、ロン・アラッド氏の講演会が行われた(MRC・デュポン、ブリティッシュ・カウンシル、東京デザイナーズウィーク主催)。講演テーマは「素材への挑戦」。アラッド氏は、デザイナーにとっての素材の意味や可能性について、2時間にわたって語った。
アラッド氏によれば、デザインの原点とは、それまで存在しなかったものを創り出すことで、その際、デザイナーの意志を素材に押しつけることが必要になる。その意味では、つくり手のさまざまな意志を受け止めることのできる広いキャパシティをもった素材が、“いい素材“ということになる。デュポン コーリアン®は、そういう素材としてアラッド氏の前に現れた。 アラッド氏が挙げるデュポン コーリアン®の特長は、以下のようなものだ。継ぎ目を一切見せずに表面を加工することができる、透光性がある、鏡のような光沢を創り出すことができる、手触りが暖かい・・・。彼は、これらの特長を活かし、光ファイバーと組み合わせながら、巨大な壁やテーブルを製作し、デュポン社が2004年度ミラノ・サローネで展示した。アラッド氏の作品は、独創的なアイデアと素材の出会いが生み出すデザインの好例として、今後も世界中の注目を集めていくだろう。